サライの1月号に
伝承料理研究家 奥村彪生(あやお)先生のお話が載っていました。
「正月料理の主役は雑煮。
神様と共に餅をいただき、生命を更新する神事です。」
奥村先生は日本全国を行脚してその土地・風土から生まれる
食べ事(たべごと)を研究されていらっしゃいます。
先生曰く「お正月の主役はおせち料理ではなく雑煮。」
小さな頃から、そのお雑煮を頂く時には普段の津軽塗のお箸でもなければ
肌がガサガサした普通の割り箸でもなくて
両箸が細くなっている、肌がツルンとした少し立派な箸が
出てきたもので、何とはなしに新春の特別さをあのお箸から感じていました。
あのお箸の意味が先生のお話からようやく分かって、トリビア。
あの「両細」のお箸には自分が食べている反対側で
神様にも一緒に召しあがって頂いている、
という有難い意味合いが隠されていたのです。
知らなかった私は凄く嬉しくなりました。
「神様とご一緒かぁ。」
意味も分からず続けている日本の風習って結構ありますが、
一つ一つのカタチの持つ意味が理解できると、
古来そのカタチを考えた日本人の意識の深さに触れられ
喜びが深まります。
2012年の新春は「両細」のお箸を大切に意識して使いたいと思います。
